
この街に感じる、普段とは程遠い活気のなさは天気のせいだけなのだろうか…。
街にはいつもと同じ位の車が行き交っている。
その様を見ていると、報じられた惨劇があった事など信じられない気分になる。
ただこの街には、先日訪れた時には無かった物がある。
犠牲者を偲ぶ、献花台である。
その献花台は惨劇が起こった事を花々と共に証明していた。
ねぇ、人の命ってなに?
どうして今の世の中、こんなに人の命が軽くなってしまったの?
世界では生きたくても生きられない人がいる。
ここで亡くなった方々もこれから先たくさんやりたい事があったはずなのに…。
人生を当たり前の様に生きている自分をぶちのめしたくなった。
俺、今日この街に来て良かった。
自分を愛そう。
他人を愛そう。
人生を愛そう。
そんな単純な事に改めて気付けたから。
亡くなった皆さん、俺達この街を愛する奴らがもうこんな悲しい思いをさせないから。絶対に!
改めて亡くなった皆さんにご冥福をお祈り致します。
次訪れた時は、笑顔で訪れたいと思う。
6月11日 水曜日
愛する街、秋葉原にて